2019年 巣園祭記念講演(出村裕英OB)

小惑星探査機はやぶさの初号機と2号機の両方に参加した私の取り組みを紹介します。巣鴨で学んだことがどう活かされたのか、最先端に立つことの苦しみと喜びを語りつつ、その一端でも伝えられれば幸いです。タフな環境でもへこたれず、異分野にも積極的に参入し、生涯学び続けて活躍する、そんな人に育って欲しいと願っています。
【 経 歴 】
1989 年巣鴨高等学校卒業。
高校3年生の時に受けた「地学」の授業を通じて、「太陽系探査」や「地球惑星科学」という、新たな世界を切りひらく分野を志す。筑波大学第一学群自然学類(理学部に相当)を経て、東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学専攻に進み、1999 年理学博士の学位を取得。
現在公立大学法人会津大学コンピュータ理工学部教授。同大学の宇宙情報科学研究センター長も務める。
火星探査機のぞみ、月周回衛星かぐや、小惑星探査機はやぶさ/はやぶさ2といった日本の探査ミッションに加わる。
2015 年文部科学省科学技術賞「サイエンスカフェおよび講演を通した深宇宙探査の理解増進」を筆頭で受賞。"

場所

西校舎1F 講堂

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